作家紹介
野村 和孝KAZUTAKA NOMURA
趣ある表情を醸しつつシンプルで食卓になじみ、料理を引き立てる上品でさりげない個性。飽きが来ない、毎日使う道具として優れた器作りを信条に作陶しています。
- 1977年
- 愛知県名古屋市生まれ
- 2000年
- 大学卒業後、母方の実家である清月窯に入り、邦治(二代目)に師事し陶芸を学びはじめる
- 2006年
- 邦治急逝後、三代目として清月窯を継ぐ
砥部焼ではあまり目にすることのない「トビカンナ」と呼ばれる技法。白磁に藍色の伝統的な作風ながらも、先代から受け継ぐ匠の技を用いた仕上がりは、手触り良く温かみのある地肌が特徴。
飛び鉋丸花紋茶碗
- 飛び鉋網目平皿
飛び鉋(トビカンナ)
生地が柔らかいときに、ロクロに乗せ回転させながらカンナを当てて連続で弾かせることで、器の表面に細かな線状の凹凸を付ける技法。これにより、絵付けをした時に線がかすれたり滲んだりして表情に面白さが出る。